相続人調査の方法とは?戸籍収集で思わぬ苦労をすることも

「相続手続きを進めたいけれど、誰が相続人になるのかわからない」

このようなご相談は少なくありません。

相続手続きを行うためには、まず相続人を確定する必要があります。そのために行うのが「相続人調査」です。

相続人調査とは?

相続人調査とは、亡くなった方(被相続人)の出生から死亡までの戸籍を収集し、法定相続人を確認する手続きです。

預貯金の解約や相続登記を行う際には、金融機関や法務局へ戸籍一式を提出する必要があります。

そのため、相続人調査は相続手続きの第一歩といえるでしょう。

相続人調査の具体的な方法

①死亡時の戸籍を取得する

まずは亡くなった方の死亡の記載がある戸籍謄本を取得します。

②出生までさかのぼって戸籍を収集する

死亡時の戸籍だけでは相続人を確認できません。

転籍や婚姻などにより戸籍が移動している場合があるため、出生まで順番に戸籍を追いかけて取得していきます。

③相続人全員の現在戸籍を取得する

相続人が判明したら、それぞれの現在の戸籍謄本を取得します。

これにより法定相続人が確定します。

相続人調査でよくあるトラブル

実際には次のようなケースが少なくありません。

  • 戸籍が何十通にも及ぶ(ときには百通以上になる場合もあります)
  • 本籍地が全国各地に散らばっている
  • 古い戸籍が手書きで読めない
  • 前婚の子どもがいたことが判明する
  • 相続人の所在が分からない

特に高齢の方の場合、戸籍収集に数週間から数か月かかることもあります。

相続人調査を間違えるとどうなる?

相続人が一人でも漏れていると、

  • 遺産分割協議が無効になる可能性がある
  • 預金解約ができない
  • 相続登記が完了しない

などの問題が発生します。

後から新たな相続人が判明すると、手続きを最初からやり直さなければならない場合もあります。

司法書士へ依頼するメリット

司法書士へ依頼すると、

  • 戸籍収集を代行できる
  • 相続関係説明図を作成できる(家系図のようなものです)
  • 相続人調査から相続登記まで一括対応できる
  • 金融機関の手続きについても相談できる

というメリットがあります。

仕事や家事で忙しい方にとっては、大きな負担軽減になります。

まとめ

相続人調査は相続手続きの出発点です。

「戸籍の集め方が分からない」
「相続人が誰になるのか不安」
「忙しくて役所へ行く時間がない」

そのような場合は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。

当事務所では、相続人調査から相続登記、預貯金解約までワンストップで対応しております。初回相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。